【お金の勉強1】家計簿のつけ方!生活費と贅沢費を意識しよう!

【お金の勉強】シリーズでは、自分の子供に教えなくてはならない「大切なお金の知識」を記事にしています。

今回は、お金の流れの全体像と、家計簿における支出の分類について具体的に説明します。

食費/生活雑貨費/外食費/光熱費/税金/交際費/臨時出費

こんな分類で家計簿管理していませんか?間違った分類ではなかなか貯蓄や投資に回らないので具体的な分類をお教えします。

ちなみに、今回は第一回目ですので、冒頭では基礎的な知識も説明しています。既に知識がある場合は読み飛ばしちゃってOKです!

お金の入り口と出口 全体像を理解しよう!

この記事では、「お金の入口と出口」その全体像を把握することから始めます。

世界地図のカタチを思い浮かべられない人に、アメリカの情報を伝えてもなかなか伝わらないですよね?

既に基礎を学んでいる人は、具体的な分類方法にスキップしてください!

全体像は簡単!  お金の“入口”と“出口” = “収入”と“支出”

このサイトに辿り着いている方は、おそらく「そんなこともう知ってる!」という方が大半かと思います。そんな方は読み飛ばしてください。

お金の流れは、究極的に単純化すると収入と支出しかありません

収入とは入ってくるお金で、支出とは出ていく(使う)お金です。

投資などで資産が増えた場合も収入ですし、給与をもらった場合も収入です。

では、支出は?というと、普段のお買い物はもちろんですし、たまにしか使わないようなスマホの新調だって全て支出です。

とにかく、「お金が入ってくるか?出ていくか?」それしか流れはありません。

つまり、 収入ー支出=貯蓄 これが全てです。

「なんだ、そんな簡単なこといちいち書くな」と思われるかと思いますが、家計管理を苦手としている人は「お金の管理」というだけで身構えてしまい、結局、管理せずに過ごしてしまう人が多いのが事実です。

ですから、お金の管理は究極的に、入ってくるお金と出ていくお金しかない事を心に刻んでください。

収入と支出どちらから改善すべきか?

お金を増やすには収入と支出どちらからコントロールすればよいと思いますか?いっぱい仕事して収入を増やしますか?それとも支出を削りますか?

「答えはどちらも!」と言いたいところですが、まずは支出から改善すべきです。

ここには明確な理由があります。

支出を管理せずに収入を増やしたとしても、それに伴い支出も増えるからです。

これは支出管理をできていない全ての人に当てはまります。

人は、収入が上がると上がったなりの生活を知らずのうちにしてしまいます。

学生の時代にお金に苦労した人だって、外資系投資会社に就職し年収1億円になれば、間違いなく生活水準が上がります。

身近な例でも、課長が部長になれば少しいいスーツ着たり、「昇進記念に…」と時計を買ったりする人はいますよね?

あなたが今、どれくらいの収入があるのかはわかりませんが、収入が今より低かった時と比較すると、「少しいいもの」を何も気にする事なく買えていませんか?

金額の違いは人それぞれですが、数年前までは気にしていた金額が、今なら気にせず買えるといった状態になっていないでしょうか?

ですから、まずは自分に最低限必要な支出をしっかり理解することが大切になります。

家計簿で管理すべき「支出」の分類方法!

「収入ー支出=貯蓄」そして、「支出を先に改善する」この2つをご理解頂けたかと思います。

しかし、そんなに世の中あまくありません!

収入や支出にも多くの種類があります。これをしっかり理解しなければ、貯蓄なんてできません!ましてや投資なんて一生できないまま人生を終えることになります。

では、あなたは今、支出をどのように分類しているのでしょうか?家計簿をつけていないという方は自分の頭の中での分類でも構いません。

食費/生活雑貨費/外食費/光熱費/通信費/税金/交際費/臨時出費

こんな感じでしょうか。

「もっと細かく分けてるぞ!」という人もいるかもしれませんが、分類の細かさは実はあまり意味がありません。

これらの分類ではどんなに細かくしても、支出の改善には繋がらないのです。

絶対にやって! 支出の大分類 は “生活費”と“贅沢費”

支出の分類をする際、まずは大分類で生活費と贅沢費に分類してください。

これは絶対条件です。

「お風呂洗剤だから日用品」「今晩の食事だから食費」そういった分類は一度忘れてください。

生活費と贅沢費の分類については以下で説明します。

“生活費”とは…「自分なりの普通の生活」ができる費用!

まずは生活費についてです。

ここでいう生活費というのは、「この費用で自分が思う最低限“普通の生活”ができる」費用のことです

例えば、

「1日当たりの食費2000円あれば3食不満無く食べられる」

「月5000円あれば洋服代で自分の心が惨めになることは無い」

「ケータイや通信費は・・・・」

このように、自分が最低限、心に大きな不満もなく生きていける金額を計算してください。

この時大切なことは、人と比べない事です!

友人や同僚と話をすると、「羨ましい」という気持ちが芽生えますよね?人間はどうしても比較することで自身の存在を認めようとしがちです。

ですので、人と比べず、「自分が普通に暮らせる金額」を計算しましょう。

今までの生活を振り返り、「どれくらいあれば生きていけるか?」を計算してください。

この時注意して欲しいのは、「自分が惨めな気持ちになるレベルまで切り詰めないこと!」です。

「最低限の生活ができる費用は?」と聞くと、かなり努力して切り詰めた金額を提示する人がいます。

しかし、私が言っているのは「自分が惨めにならないで暮らせる金額」です。ですので、最初に思い描く生活費は人によって大きく異なってOKです!

「オーガニック野菜以外は食べたくない」という人は、その金額で見積もってください。

贅沢費とは…「生活費」以外の全て!

生活費の定義を読んでいただいた方はもうお気づきかと思います。

贅沢費は「生活費」以外の費用全てになります。

例えば、外食費と食費(スーパーで買ったもの)を家計簿で分類している人は多いと思います。

しかし、スーパーで“少し高い野菜やお肉”を買った場合でも「食費」に分類している人がほとんどではないでしょうか?

「家で自炊すれば、なんでも食費。外食じゃないから贅沢じゃない」と考えている人が非情に多いです。

ですが、本当は1500円で足りた買い物で2500円支出したなら、差額の1000円は贅沢費になります。

逆に、500円の牛丼を「外食費」として反省している人もいますが、その金額が普段自炊するのと変わらない場合は、生活費でかまいません。

“贅沢費”と聞くと、「高価なモノを購入すること」とイメージする人が多いですが、そうではありません。

どんなに高価なモノでも「それでなければ、自身の生活が成り立たない」のであれば”贅沢“ではありません。

まだ使えるiPadを持っているのに、友人の目を気にしたり、ちょっと動作が早いからと最新版を買いたい場合は“贅沢費”です。

ですが、今のiPadがもう古く収入の増減に大きく影響する、自身の生活が成り立たないのであれば、それは「生活費」になります。

本日は【お金の勉強1】として家計簿の大分類である生活費と贅沢費について説明しました。

次回は、具体的に”生活費“と”贅沢費“の詳細分類を説明させて頂きます。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。